
地元の子どもたちとのワークショップで創る、旧校舎・隼プールへのウォールアート。
少子化の影響で廃校になった隼小学校の旧校舎を官民連携でリノベーションしてニューアルオープンした「隼Lab.」は、鳥取県八頭郡八頭町にあるコミュニティ複合施設。1Fフロアには、グリルサンドやドリンクメニューを楽しめるCafé & Dining Sun、だ菓子とドーナツと本の店 ポトラなど、お食事やカフェや買い物が楽しめる店舗のほか、シェアキッチン、コミュニティスペースを設けています。2F/3Fフロアには、オフィスやワークスペース、レンタルスペース、セミナールームなどが共存し、多くの企業が入居。そのほか、グラウンドやテラス、体育館も一般開放され、コミュニケーションに広く活用され、週末には100名を超えるお客さまで賑わい、地域コミュニティの中心となっています。
そんな隼Lab.校舎からテラスと校庭を挟んだ先に建つ、地域のシンボル「隼プール」は、地域最大規模の50mプール。外壁サイズは、高さ5M、幅70mの350㎡、そこが今回のキャンバスです。
担当いただいたのは、独自の作風で多くのファンを持つアーティスト小田 佑ニ。グラデーションをあえて使用しない単色づくりの作風が、コントラストのある美しさを醸し出します。創作したデザインは、プールを表現する波の紋様と、そこに集まる動物たち。地域の自然に息づく鹿やウサギ、熊、そしてハヤブサなどを紋様のなかに描き、雄大な自然を表現するとともに、地域の伝統工芸品である竹を隠し絵として描いています。
子どもから大人まで100名以上のゲストにご参加いただいたワークショップを経て完成した「隼アート」。地域のみなさまの協力があり、初めて完成することができたウォールアートは、これからも地域のシンボルとして、後世に引き継がれていく作品となりました。
- CLIENT
- 株式会社シーセブンハヤブサ
- PLACE
- 旧隼小学校・隼プール
- SIZE
- 5.0×70.0m
- DAYS
- 14日間