ウォールアートの制作期間

ラフデザインからご納品までの制作期間
ウォールアートの制作期間は、原則お客様のご希望にできる限りお応えしていきますが、アーティスト側のスケジュールや天候(屋外の場合)などにより、トラブルのない制作期間を設定させて頂いております。制作期間や納期が定められている場合には、事前に共有頂ければ、ご希望に合わせるよう調整いたします。各工程の大まかな制作期間は次の通りです。

ラフデザインの制作:1〜3週間

ウォールアート制作の正式なご契約締結後、お客様とのオリエンテーションを経てラフデザイン制作を行います。オリエンテーションでは、企業理念やミッション/ビジョン/バリューなどCIに関するヒアリングを行うほか、今回のウォールアート制作プロジェクトに込めた思いやご要望を伺い、ラフデザインのご提案を進めさせて頂きます。ラフデザインで制作の方向性をご承認いただいたのち、制作準備へと進めていきます。

制作前の準備:半日〜1日

屋内・屋外を問わずウォールアート制作を行う際は、制作前に壁面の状態を確認し、汚れが酷い場合は清掃作業を行います。屋内の場合は雑巾掛け、屋外の場合は高圧洗浄または水洗いとなります。清掃作業完了後、壁面が充分に乾いたことを確認した後、床や非塗装面に塗料がつかないよう徹底した養生作業を行います。こうした事前準備で、2〜3時間から壁面が大きな場合には丸1日を要します。

線画での下書き:1〜2日
ウォールアートは描画面が大きく全体のバランスをとるのが難しいため、多くのケースで線画での下書きを行います。また、作品の完成後に下書きが残らないよう、線画にはチョークを用いて完成後にチョークを落とします。デザインやサイズにもよりますが、10M×2Mサイズの壁面で下書きに概ね1〜2日を要します。下書きの方法はアーティストやデザインにより様々な方法が用いられます。
・フリーハンドで描く

空間認知能力に長けたアーティストの場合、全体の下書きやバランス調整もすべて目見当のフリーハンドで行っていきます。アーティストの創作物であるアート作品は、下書きを含めアート作品であるため、ラフデザインからのブラッシュアップを含め、完成までのすべての工程をアーティストに委ねていきます。

・プロジェクターで照射する

ロゴやキャラクターなど、精緻な制作が求められる場合には、プロジェクターでデザインを壁面に照射してトレースする方法が用いられます。ただし、高所作業や日中作業のみの場合、プロジェクターが照射できないことから、別の手法を用いることになります。

・トレーシングペーパーからトレースする

細かなデザインの場合には、あらかじめ出力したトレーシングペーパーを描画面に張り合わせ、トレースしてアウトランを描いていきます。このトレースは、下書きの中でも最も正確で間違いのない方法ではありますが、トレーシングペーパーの準備費用とトレース作業時間を要するため、ゆとりある予算と制作日数が必要です。

作品の制作:1〜4週間

下書き完了後、いよいよ本制作に着手していきます。作品の制作期間は、下地素材、デザイン、塗料、描画面サイズにより異なるため、一概に言えませんが、描きやすい下地に、大柄な絵柄を、乾燥の早いアクリル塗料で、10M×2M程度の壁面に描く場合、1週間程度の制作期間が必要となります。もちろん、絵柄やアーティストの制作手法により異なりますので、あくまでも参考としてください。
※細かな絵柄を描く場合、同様のサイズでも制作期間が3〜4週間必要な場合もあります。
