ウォールアートのデザイン

アーティストの個性と作風を活かした、ウォールアートをデザインする。
ウォールアート制作時には、アート制作のご要望からアーティスト選定を行い、ウォールアート制作の目的や具現化したいモチーフ、そしてブランドの世界観などをヒアリングさせて頂いた後、ラフデザインの制作を進めていきます。ウォールアートはお客様のご要望とアーティストの感性を交え、アーティストの作風を持ってデザインしていきますが、商業デザインとは異なり、アーティストの作風を尊重して頂くことが制作の前提となります。

ウォールアートデザインと商業デザインの違い

ウォールアート制作におけるラフデザイン段階において、構図やタッチ、さらには色や制作方法に至るまで細かくご指示を受けるケースがございますが、ウォールアートはあくまでもアーティストの感性と作風で創作するアート作品のため、アーティストの個性を尊重することが大切です。
商業デザインは、機能するデザインであることが重要視されるため、依頼主の要望に応じてデザイン修正が繰り返し行われますが、アート制作では「アーティストの表現が生かされているか否か」が重要なポイントであり、作品をご覧いただく方の感性に委ねた余白があることも、ウォールアートを楽しめるポイントのひとつだと言えます。

ブランドの発信力を高めるウォールアートデザイン

ウォールアート最大の魅力は、その大きさと世界観にあると言えます。ウォールアートがあることで人が集い、SNSなどを通して情報発信や消費者同士のコミュニケーションを生み出すことができます。近年ではウォールアートの情報発信力に注目が集まり、企業や店舗のプロモーション施策の一環としてウォールアートが多く活用されているほか、自治体や組合による地域活性化施策として全国各地でウォールアート制作が行われています。
だからこそ、ウォールアート制作の際に特に注力していきたいのがウォールアートのデザインです。SNSでの情報発信が大きなトレンドを生み出す現代において、情報発信力のあるウォールアートは、企業・店舗・商品・地域のブランド認知度の高め、ブランド力を底上げする役割を担うことから、ブランドイメージに即した独自性のあるデザインであることが大切です。

オフィスアートで企業ビジョンを具現化する

ウォールアートには、人々を魅きつけ、想像力をかき立てる効果があると言われていることから、欧米ではオフィス内へのウォールアート制作が多数行われており、アートは日常の一部となっています。近年では、日本国内においても多くの企業がウォールアートに注目しており、企業理念やビジョンをアートで具現化し、インナーブランディングを図るオフィスアート制作が多数実施されています。

ウォールアートデザインとカリグラフィ

カリグラフィは、「美しい書き物」という意味を持つギリシャ語で、アルファベットを独自のタッチで描く技術を指しています。身近なものでは、グリーティングカード・名刺・表札などに使用されるほか、飲食店のメニューや看板、結婚披露宴のウェルカムボードなどにも使用され、そのデザイン性から注目を集めています。
このカリグラフィ技術をデザインに取り入れ、カリグラフィそのものをウォールアートとして描くことも可能です。また、アルファベットだけでなく、ひらがな、カタカナ、漢字など、日本語をカリグラフィとしてアレンジするご要望にも対応できます。

ウォールアートデザインとレタリング

レタリングは、本来は「文字を書く」という意味を持ちますが、広義には「美しく読みやすい文字をつくること」として使用されています。企業や商品などブランドに関するウォールアート制作を行う中で必要とされる文字やロゴフォントの制作には、レタリング技術を備えたアーティストが担当し、複数名のアーティストによる共作としてひとつの作品を完成させていくことも可能です。

ウォールアートデザインの流れ
ご要望のヒアリング
ウォールアート制作へのご要望や実施場所・壁面について、詳細のヒアリングを行います。ご希望される作品のタッチや納期、ご予算などにより、次ステップのご提案内容を調整していきます。
アーティスト提案/ご選定
前回のヒアリングにてお伺いさせて頂いたご要望をもとに、ウォールアート制作を担当させて頂くアーティスト候補をご提案いたします。本ご提案では、アーティストの経歴や実績に加え、過去の作品を多数ご覧頂き、制作イメージを共有していきます。
概算見積もり
アーティスト候補決定後、ウォールアート制作に係る制作費の概算見積もりを行います。お見積もりは、アートディレクション費、デザイン費、ペイント制作費、ペイント資材費、交通費・諸経費などで積算されますが、デザインにより制作期間が異なり、ペイント制作費や資材費が変動する場合があります。
デザイン制作に向けたオリエンテーション
ご発注手続き完了後、アーティストを交えウォールアートデザインに向けた打ち合わせを進めていきます。お打ち合わせは、アーティストのスケジュールや納期を踏まえ、ミーティングまたはWeb会議のいずれか最良の方法で実施いたします。
ラフデザインのご提案
前段までのお打ち合わせ内容を踏まえ、ウォールーアートのラフデザイン案をご提案します。手描きでのラフデザイン案やデジタル制作など、アーティストによりラフデザインの提出方法は様々です。
ラフデザインの調整
ご提案のラフデザインにご意見を頂き、細部の修正などを行っていきます。事前にラフデザインでイメージを共有し修正を行うことで、安心してウォールアート制作の実施を迎えることができます。
デザイン決定
ラフデザインのご提案から調整を経て、決定したデザインでのウォールアート制作準備を進めていきます。事前に策定する制作スケジュールに合わせ制作資材の発注を行い、現場入りに備えます。
ウォールアート制作
事前に決定したスケジュールに合わせ、アーティストが現場入りを行います。制作前の養生作業完了後、いよいよウォールアートの制作開始です。事前に承諾頂いたデザインの完成を目指し制作を進めていきますが、ラフデザインはあくまでも完成イメージのため、実際の仕上がりとは若干異なる場合があることを予めご了承ください。
まとめ
THE ARTには、個性豊かなアーティストが多数参画しており、その規模は国内最大級です。お客様のご要望にお応えできますよう、詳細のヒアリングから多角的なご提案も可能ですので、ウォールアートのこと、ウォールアートデザインのことなど、まずはお気軽にご相談ください。